遠山野草園Toyamayasouen

遠山野草園
2026.10.09

シロキキョウ(キキョウ科) 第316章 2026年10月号

日当たりの良い野草園に、秋の七草の一つであるシロキキョウが咲き出しました。少し離れて青紫色のキキョウが数週間前から咲いています。一般的な紫色のキキョウと同じ種類で、シロキキョウは白い花をつけます。

和名白(しろ)桔梗(ききょう)は、基本の桔梗に白い花が咲く品種で、中国での漢名「桔梗(きちこう)」が、日本の言葉がなまって「ききょう」になったのが命名の由来のようです。シロバナキキョウとも呼ばれ、丈夫で育てやすいです。万葉集に山上(やまのうえの)憶(おく)良(ら)の秋の七草に登場する「朝顔の花」は、現在のキキョウのことであると言われています。本来は青紫色の花ですが、園芸品種としてシロキキョウが親しまれています。花は純白の五角形の星形で、紙風船のような蕾の形も個性的で面白いです。根っこを掘ると太い根の宿根草で、株分けで増やしています。

8月下旬、下総地区倉水の友達が来ました。「シロキキョウは家にもあるよ。紫のキキョウより遅くまで咲いているね。」と言いながら暑い中で、しおれた葉や茎を切り取っていました。花がら摘みが終わると、紙風船のような蕾が次々と出てきました。こまめに手入れをすることで植物を元気に保てます。

 

白桔梗蕾可愛いや紙風船

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