遠山野草園Toyamayasouen

遠山野草園
2022.10.01

アオジソ(シソ科) 第268章 2022年10月

「あ~おいしい。シソのおむすび大好き」ご飯を軽く塩で握って、シソの葉二枚を上下につけてフライパンで軽く焼いたおむすびです。瓜の鉄砲漬けにも大きい葉を入れました。

和名紫蘇(しそ)は、中国原産で、中国で食中毒で命の危機にさらされた若者に紫蘇を煎じて与えたところ蘇ったことから、「蘇る草」が命名の由来です。薬効の高いのはアカジソで、栄養価が高いのはアオジソです。アオジソは草丈約70㌢、葉は広卵形で10㌢程、縁には鋸歯があり、花は白い小さな唇形で、茎はシソ科共通の四角形です。香味野菜として、古くから日本人の食生活に溶け込んでいます。日本のハーブの代表でスーパー等では、「大葉」と言われ販売されて、日本各地で広く栽培されています。葉には殺菌、防腐、解毒作用があり、食中毒の予防にもなります。

秋半ば、アオジソの穂が出るので、それを摘んで天ぷらや、刺身のツマにもしています。数年前、芝の友達から、アオジソの実の塩漬けをいただきました。嬉しくていろいろな料理に利用しました。今年は、白い花が終わるとシソの実を塩漬けにして小さなビンに詰め、友達に分けてあげたいです。

 

はさみ焼き紫蘇(しそ)の葉香るおむすびや

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