遠山野草園Toyamayasouen

遠山野草園
2021.10.20

ヤマボウシ(ミズキ科) 第169章 2014年7月号

梅雨の頃、ヤマボウシは枝が平らに張ってその上に4弁の先が尖った白い花をぎっしりと並べます。中心部にある小花は黄緑色で目につきます。門道の右側と、カタクリ塚と、栗畑の中に5㍍ほどのヤマボウシがあります。
和名山法師は、中央の丸い小花を坊主頭に、4枚の白い花びらを白い頭巾に見立てたのが由来です。白い花弁に見えるのは、花を保護するために発達した総苞で、花は中心部にある小さな黄緑色の部分です。秋には実がイチゴのように熟すので、別名ヤマグワと呼ばれます。そのままでも食べられますが、果実酒に適し疲労回復に効果があります。日本の山に自生している落葉高木です。夏は葉が生い茂り、冬は落葉し日の光を集めるので、カタクリ塚に植えカタクリの保護に役立っています。ハナミズキに似ていますが、ハナミズキの花は葉がつく前に咲き、ヤマボウシは葉がついてから花が咲きます。
6月の初めに美郷台地区会館の前でヤマボウシを見つけました。大木を元から切った後の株立ちなのか、14本も立ち上がり見事に咲き誇っていました。花に見とれていて、時のたつのも忘れるほどでした。

山法師白き清らか塚の上

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