遠山野草園Toyamayasouen

遠山野草園
2022.06.01

マイヅルソウ(ユリ科) 第264章 2022年6月号

15年も前に、駒井野の友達にマイヅルソウを分けてあげました。その後、家ではなくなってしまいましたが、友達の家は一面に白い花が咲いていました。昨年、また我が家に戻って来ました。今度はしっかり育てています。
和名舞鶴草は、鶴が羽を広げて舞う姿に見立ててつけられたことが名前の由来です。根茎は、白色で長く横にはい、草丈は高さ15㌢位になります。春に2枚のハート形の間から、つぼみを抱いた花茎を伸ばし、白い小さな花を咲かせます。林道や湿原などに見られる多年草です。1輪の花は小さいが、一面に咲いている姿は美しく、初夏に白い花を咲かせ、秋には真っ赤な赤い実も印象的です。マイヅルソウは群生している事が多く、花や実がなくてもすぐ分かります。日本の北海道~九州、東アジア、北アメリカ等に分布しています。
5月9日、成田市生涯大学院同窓会の総会でした。マイヅルソウを50鉢植えて、会員の皆さんに帰りに渡しました。育てやすい性質を生かして、鉢植えでは、大きめの浅い器に植えると素敵です。地植えにしても良く群生して増えます。私は、皆さんのマイヅルソウの育て方を聞くのが、とっても楽しみです。

初夏の風舞鶴草の鶴が舞う

マイヅルソウ

PDFはこちらから

Categoryカテゴリー

Archiveアーカイブ