遠山野草園Toyamayasouen

遠山野草園
2025.11.01

ハナオクラ(アオイ科) 第305章 2025年11月号

「この種まいてみて。ハナオクラだよ」

駒井野の友達から、ハナオクラの種をたくさん頂きました。フランスの画家ミレーの「種まく人」を思い出しながら、無造作に野草園にばらまきました。種まきをして芽が出て、3ヶ月程で花が咲き出しました。

和名花オクラの「花」は、中国原産の植物であるトロロアオイが、オクラに似た美しい大きな花を咲かせることが命名の由来です。オクラが実を食用とするのに対して、ハナオクラは主にその花を食べるので「花オクラ」と呼ばれています。花の大きさはオクラの2倍ほどで10㌢~15㌢程の大きさです。旬は夏から初秋です。朝に咲いた花はすぐしぼんでしまうので、午前中に摘み取る必要があります。ハナオクラとは、実ではなく、黄色い花びらを食べる野菜です。

花の写真は早朝カメラに収めました。一日花で傷みやすい為、その場ですぐ食べました。粘り気とシャキシャキした食感があり、不思議な気持ちになりました。昼食後ハナオクラを観ると、花はしぼんでぐったりしていたので、マヨネーズをのせて食べました。食物繊維が豊富で疲労回復や便通に効果があります。

 

猛暑から淡い黄色の花オクラ

 

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