遠山野草園Toyamayasouen

遠山野草園
2021.10.20

アカジソ(シソ科) 246章 2020年 12月号

「あーいい匂い。あーいい匂い」
和風ハーブとも言われ、シソの淡紅紫色の小さな花は、プチプチして愛らしいです。
和名紫蘇は、食中毒で命の危険にさらされた少年が紫蘇の葉で蘇ったことから、「蘇る草」が命名の由来です。紫の系統を赤ジソ、緑の系統を青ジソと大きく分けます。アカジソは薬効成分が多く、アオジソは香味野菜として栄養価が高いです。中国原産で、奈良、平安時代に渡来したと言われています。草丈50㌢位、茎は直立し四角形で多数分枝して繁殖しています。葉は対生、淡紅紫色の唇形の小さな花を多数つける一年草です。葉の生薬名は「紫蘇葉(しそよう)」で、医薬品として認められていて、殺菌、防腐、鎮咳、食欲増進等に効果があります。種子を、乾燥して「紫蘇子(しそし)」と呼び、去痰薬、便秘薬等に薬効があります。
公津地区下方の花友達から、8月にアカジソ着色の梅干しをいただきました。お茶を飲みながら、ダイコンのアカジソ漬けを味わいました。他に、アカジソジュースやベニショウガもあります。11月にも、アカジソの葉の、「ゆかり」をいただきました。ご飯に振りかけたり、おむすびも美味しかったです。

食卓に紫蘇の実の天ぷらが

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