今年は例年より早く、2月15日に春一番が吹きました。ボケの花はどうなっているのかと思ったら、可愛い赤い花が3輪咲いていました。写真を撮ろうとしましたが、風に吹き飛ばされてシャッターチャンスがありませんでした。その後、いろいろな角度から写真を撮り続けやっと出来上がりました。
和名木瓜(ぼけ)は、秋にみのる大きな実を干したものが漢方薬の木瓜で、その中国読みのモケが命名の由来です。日本には古く平安時代に中国の帰化植物で、江戸時代には多くの品種が栽培されました。高さ2メートル程の落葉低木で、用途は庭木や盆栽などです。花期は3~4月頃で、葉より先に前の年の枝に花が咲きます。果実は楕円形で9~10月頃に黄色に熟し芳香があります。ボケ酒は疲労回復に効き、ボケを風呂に入れて入ると、不眠症や冷え性に薬効があります。
2月下旬、駒井野の友達の庭に咲いているボケを見に行きました。1メートル位に仕立て蕾がたくさん付いていました。旦那さんは「ボケを放任すると枝は乱れて、小枝は棘(とげ)になるので、毎年剪定して刈り込んで花を咲かせているよ」と楽しそうに話してくれました。
木瓜の花春一番に紅光る