遠山野草園Toyamayasouen

遠山野草園
2021.10.19

ユキワリソウ(キンポゲ科) 第142章 2012年4月号

今年は例年になく寒さが厳しく、見返り坂の傾斜地に最近になって紫やピンクのユキワリソウが咲き出しました。湿地では、ミズバショウやザゼンソウ、リュウキンカも咲き、遠山の里にもようやく春がやって来ました。
和名雪割草は、残雪を割っていち早く花を咲かせるのが由来です。ミスミソウやスハマソウの総称で呼ばれます。花は1センチ程で、葉は根生し、草丈15センチくらいの多年草です。葉に先立って花を咲かせ、緑色の部分が雌しべ、それを囲んでいるのが雄しべ、周りは花弁ではなく萼です。艶のある葉は3つに分かれ、トランプの「クラブ」に似ています。花形、花色とも豊富で、交配と増殖が盛んに行われ次々新しい品種を生み出しています。
昨年の5月8日、富里エノコログサの会が見学に来ました。その中のご夫妻から発泡スチロール箱で育てたユキワリソウをたくさんいただきました。広い野草園で育てた方が良いとのことでした。枯れ葉や傷んだ部分は、病害虫の原因になるので、新しい葉が芽生えてきたら古い葉を摘み取ったりしていました。季節は巡り3月、薄紫のこんなにかわいい花が咲きました。花とご夫妻に乾杯です。

遅咲きに季節は巡り雪割草

Categoryカテゴリー

Archiveアーカイブ