遠山野草園Toyamayasouen

遠山野草園
2022.07.11

ヒメスイレン(スイレン科)第265章 2022年7月号

初夏になると、庭の水瓶(みずがめ)の水面に浮くように白のヒメスイレンの花が咲きだしました。葉は丸く、大きな切れ込みがあるのが特徴で、葉の裏は紅紫色を帯びています。

和名姫(ひめ)睡蓮(すいれん)は、睡蓮の中でも小型の種類で、この花が夕方に花弁を閉じて睡(ねむ)り、昼また開く事が名前の由来です。多年生浮葉植物で、浅い水の中で生育する小型のスイレンです。ヒメスイレンはスイレンより葉が小さく、室内や小さな容器でも飼育が可能な為、ベランダ等でも飼育ができるので人気があります。ヒメスイレンの容器の中にボウフラが沸くため、メダカと一緒に飼育することが良いようです。スイレンは、半日以上日の当たる場所が良く、日照不足の場合、葉だけは成長して花が咲きません。フランスの画家モネの代表作の一つである『睡蓮』を思い出しています。

6月12日、水郷佐原あやめパークに行って来ました。サッパ舟に乗ってアヤメは勿論、スイレンも見ました。案内の人がヒメスイレンとメダカについて詳しく説明してくれました。早速、取香(とっこう)の友達の家からメダカをいただいて来ました。スイレンの水瓶の中に入れると、元気にスイスイと泳いでいました。

 

姫睡蓮メダカと遊ぶ昼下がり

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