遠山野草園Toyamayasouen

遠山野草園
2023.01.01

カンギク(キク科) 第271章 2023年1月

「わあ、カンギクが咲いたよ。きれいだね」アキギクが盛りを過ぎた頃からカンギクが蕾をつけはじめて、12月初旬濃い紅色のキクがようやく咲き出し、嬉しかったです。

和名寒菊(かんぎく)は、冬に咲くキクの総称で、12~1月頃に咲くものを「寒菊」と言います。我が家のカンギクは、冬に濃紅色の花を咲かせ、葉は楕円形で、波状に切れ込みが入ります。霜や雪にも強く葉が紅葉することもあり、畑や庭の隅でいつまでも咲き続ける健気さが私は好きです。花が少なくなる冬の季節に花期が長く重宝する切り花向きのカンギクです。キクは、種類や品種が多く、一年中何かしらのキクの花を観賞できます。最も多く栽培されている「秋菊」は、10~11月頃が見頃です。これに対して、6~7月頃に咲くキクを「夏菊」と言います。

今年は例年になく、大清水の友達からたくさんのキクをいただきました。ザルギクは赤、白、黄色と野草園に順序よく植えました。食用菊のモッテノホカは紅色で、酢の物にして食べると、とってもきれいで美味しかったです。お正月用に、玄関には濃紅色のカンギクと、縁起物のナンテンを生けました。

 

寒菊や寒さに負けず庭の隅

 

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