特産物紹介Agriculture

2021.10.25

成田市の栗~成田栗~

成田市の栗は、県内でも数少ない栗選果場のJA成田市園芸センターに集められ、粒そろいが良いと市場でも好評です。成田市における栗の栽培歴史は長く、1953年頃に神奈川県から苗木を導入し、中郷・八生地区で試植したのが始まりです。その後、栗栽培の普及と新品種の育成に取り組み、1960年には「成田市栗生産組合」が結成され、最盛期には栽培面積250㌶、取扱高130㌧にもおよびました。1985年には地名にちなんだ品種「人丸」もここ成田市で誕生しています。

秋の味覚、栗の出荷は9月から10月中旬ごろまでです。生産・出荷にあたっているのは「成田市栗生産組合」の約100戸。遠山地区を中心に約30㌶に作付けられ、年間約40㌧が「」出荷されています。毎年2月には剪定(せんてい)講習会を開催し、低樹高栽培の改良型「成田版」と呼ばれる独自の選定方法を学んでいます。近年では2L級を中心とした栽培に取り組んでおり、出荷時期は拾い上げが遅くならないよう、品質保持にも努めています。

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